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事例

医院売却の失敗実例 当初の条件から変更したためにブレイク

ヒキツグを運営するリクルートメディカルキャリアには、自社が手掛けた医院承継の案件以外にも、全国100社超の提携先から、医院承継にまつわる多くの成功事例や失敗事例の情報が入っています。 今回は、過去共有を受けた失敗事例(成約に至らなかった事例)を分析し、その原因となっている点をまとめました。3回に亘って共有させていただきます。

POINT失敗しやすい3つのケース

① 当初の条件から変更したためにブレイク
② 一人の候補者に長く引っ張られ過ぎてブレイク
③ 院長の体調が急変しブレイク

当初の条件から変更したためにブレイクしたケース

医院の承継を行う際には、まずは、どのような条件でお相手探しを行うか、この概要を定めてからお相手探しを開始することが一般的です。

POINTお相手探しをする前に定める5つのポイント

譲渡対象資産(何を)
・譲渡時期(いつ)
・譲渡方法(どのような方法で)
・譲渡額(いくらで)
・譲渡先(どのような人に譲り渡すか?)

その後は設定した条件に沿って、お相手探しを行いますが、候補者が出てきた後で、承継元(売り手)が条件を大幅に変更してしまい結果として破断になってしまうケースが多々あります

(実例その1) 当初条件 変更後条件
譲渡対象資産(何を) 営業権、機器は譲渡するが、土地建物は個人所有とし新院長へ賃貸する 土地建物も譲渡したい
譲渡時期(いつ) 引き継ぎ期間を6か月設け、その後は20**年4月に完全譲渡する 変更なし
譲渡方法(どのような方法で) 医療法人ごと譲渡する 変更なし
譲渡額(いくらで) 譲渡対価は3,000万円で譲渡する 譲渡対価は1億3000万円で譲渡する
譲渡先(どのような人に譲り渡すか?) これから開業したい同じ科目の医師 変更なし

今回のケースのように、土地建物を譲渡するといった変更が起きた場合には、当然譲渡額が大きく跳ね上がってしまいます。
譲渡額が大きく上がってしまった場合には、これから開業したい医師の中で、この規模の対価を支払える人がなかなか見つからず、譲渡先の変更(例:開業希望医→医療法人)が必要となります。
譲渡先を変更し、イチからお相手探しを始めるものの、十分なお相手探しの期間が無く、閉院に終わってしまうといったケースが多いのが実情です。
また、異なるケースとして、譲渡対象資産に変更はないものの、有力な候補者が出てきたタイミングで、 承継元に欲が出てしまい「譲渡額」を大幅に変更してしまうケースもあります。
このようなケースの場合、候補者から不誠実だと思われてしまい、結果としてほとんどの場合、 お話が破断してしまいます。
当初定めた条件を微修正することは問題ありませんが、大幅に変更する場合、上記のようなリスクがあるため、 アドバイザーに相談の上で、(変更する場合でも)常識的な範囲での条件変更を行うことをお勧めします。

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